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研究内容

 研究グループの名称にもなっている放射線安全管理学は放射線源や加速器を対象とした安全システムの構築のみならず、環境計測、 安全教育等多岐にわたっており、未だ体系的な学問として確立しておりません。我々もセンター施設の安全管理、放射線作業従事者の被ばく記録の管理、学内外からの共同研究の受け入れ、一般公衆への正しい知識普及活動などを通じてこの研究分野の形成に寄与したいと考えております。

​(文責:H.A, 2017/12 更新)

核融合炉

 重水素と3重水素の原子核を反応させる核融合は、新たなエネルギーとして注目されています。核融合は高温のプラズマ状態で行われるため、核融合炉の機器には非常に大きな熱負荷がかかります。なかでも、プラズマ内の不純物を取り除く「ダイバータ」と呼ばれる機器は、最も大きな熱負荷を受けます。これは現在の核融合技術において非常に重要な研究課題であり、熱負荷の低減や材料の選定に関する多くの研究が行われています。​(文責: Y.Y, 2018/1 更新)

Key Word:核融合炉,ダイバータ,プラズマ,シミュレーション

大気圧プラズマ

 エネルギー生産や変換、高機能材料の生成や加工、有害物質の分解処理など幅広くプラズマが利用されています。その中で、液体と反応する大気圧プラズマは液中にヒドロキシラジカル等のフリーラジカルを生成します。それらが液体に及ぼす影響について多くの研究が行われており、また応用についても同様に研究が進められております。

​(文責: Y.M, 2018/1 更新)

Key Word:プラズマ,大気圧プラズマ,フリーラジカル 

放射線教育

 放射線の飛跡を観察する霧箱は,教育的効果が大変高く、多くの教育者により改良されてきました。本研究室ではペルチェ素子を使用した霧箱の開発を行っております。特徴として、長時間安定してクリアな飛跡が観察でき、放射線の種類による物質との相互作用の違いを直感的に学習できます。そのため「ただ単に飛んでいるのが見えた」にとどまらない「奥の深い放射線の世界」を学習できます。

(文責:K.Y, 2018/1更新)

Key Word:放射線教育,ペルチェ霧箱,放射線計測

放射線損傷

 核融合炉,原子炉において,安全を保つ為には放射線による材料の劣化挙動の解明がとても重要になってきます.そこで本研究室では加速器による材料照射を行い,照射中の熱物性の評価や陽電子寿命計測による空孔評価で放射線損傷の挙動解明に貢献しております.

(文責:H.A, 2017/12 更新)

Key Word:格子欠陥,核融合炉材料,熱物性評価
​     加速器による材料照射,陽電子消滅測定

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