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プラズマ

プラズマ照射された液中における

​ラジカルの可視化および定量化

本来プラズマは真空状態で発生させるのが一般的ですが、本研究で使用する大気圧プラズマジェット発生装置は真空装置が不要であるため低コストであり、簡単に連続したプラズマの照射が可能となっております。また、真空状態では照射が難しい液体や食品等へのプラズマ照射に非常に適しており、ターゲットに及ぼす化学的・生物学的影響について考察することができます。液面にプラズマ照射を行うと液中に活性酸素やフリーラジカルが生成されますが、それらは短寿命であり無色透明であるため肉眼では確認できません。そこで、本実験ではプラズマ照射する液体にKI-デンプン溶液を採用しました。KI-デンプン溶液は活性酸素やフリーラジカルと反応することでヨウ素デンプン反応を起こし、溶液の色が無色透明から青紫色に変化していきます。液体の色が変化していく過程を可視化することで液中でのラジカルの輸送を確認することを可能にするため、また濃度から発生したラジカルの定量化を可能にするための研究を行っております。

​(文責:Y.M, 2018/1 更新)

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